第15章

ユダヤ人はパウロを殺す事に決めた

パウロの体験談の効果を見ると祭司長たちや指導者たちは彼を憎むようになってきた。 パウロが大胆にイエスのことを教え、イエスの名前によって奇跡を起こしたりしたので多くの人はその話を聞き入れた。 祭司長たちや指導者たちは自分が作ったしきたりに人々が背を向け、さらに、「神の息子を殺した人」と見なされてきた事に気付いた。 そこで彼らは怒りに燃えて集まり、「どうやってこの大騒ぎを鎮めるのか」と話し合って、対策を検討した。 安全な道は一つしかないと思い、パウロを殺す事に決めた。 しかし神様は、彼らの計画を知っていたので、パウロが使命された事を成し遂げ、イエスの名前のため苦しみを受けるのに備えて、彼の身を守る天使たちを送った。

「ユダヤ人があなたの命を狙っている」とパウロは知らされた。 イエスを信じなかったユダヤ人はサタンに導かれ、ダマスコ市の門を昼夜見張って、パウロが出ると直ちに殺そうとした。 しかし、弟子たちは夜にパウロをかごに入れ、壁の上からつり下ろした。 こうしてユダヤ人は自分たちの失態に恥じ入り、サタンの計画も失敗に終わった。 それからパウロはエルサレムに行き、弟子たちの仲間入りをしようとしたが、彼らは怖がっていた。 パウロが弟子になったという事が信じられなかった。 ダマスコ市でユダヤ人に狙われた上、今度パウロは、兄弟であるはずの弟子たちに歓迎されなかった。 そこでバルナバが彼を使徒たちのところに連れて行き、パウロが道で主を見て、ダマスコ市で大胆にイエスの名前によって宣教をした事などを彼らに教えた。

しかしサタンは、パウロを殺そうとして、ユダヤ人をかき立てた。 するとイエスはパウロに、エルサレムから離れるように命じた。 パウロがイエスの事を教えたり、奇跡を起こしたりしながら町から町へ巡ると多くの人は改宗した。 生まれながらの足の不自由な男性がいやされたので、偶像礼拝者たちが弟子たちにいけにえをささげようとした。 パウロの胸が痛み、「私たちは人間に過ぎない。 皆が天、地、海、とその中にあるすべてのもの造った神様を礼拝しなければならない」と彼らに告げた。 パウロは神様を褒めたたえようとしたが、彼らの興奮ぶりを抑えるのに苦労した。 彼らには本当の神様が受けるべき礼拝や尊敬、そして信仰の対象である知識が芽生えた。 でもパウロの話を聞いている最中、イエスを信じなかった他の町のユダヤ人はサタンに導かれ、パウロの後を追って、彼の良い働きの成果を台無しにしようとした。 そのユダヤ人たちはパウロについてデマを飛ばし、偶像礼拝者たちを扇動した。  先ほど驚嘆して、弟子たちを崇拝しようとしていた群集の気持ちは憎しみに急変した。 そこでパウロを石打にして、死んだと思ったので町の外に引きずり出した。 しかし、弟子たちがパウロの周りに立って悲しむと、なんと彼は起き上がった。 そして彼らは喜んで、パウロと一緒に町に入って行った。

パウロがイエスの事を教えている間ずっと、占いの霊に取りつかれた女性は、「この人たちは、いと高き神のしもべたちで、あなたがたに救いの道を伝えるかただ」と叫びながら彼らの後をついて行った。 こう何日も弟子たちの後について行った。 でもパウロは、彼女がついて来て叫ぶと、人々が真理の話に集中できなくなる事に困っていた。 これによって皆をうんざりさせ、弟子たちの影響力にダメージを与えるのがサタンの狙いだった。 しかし、自分の霊が胸に沸きあがってきたパウロは、彼女に向かってその占いの霊に、「イエス・キリストの名によって命じる。 その女から出て行け」と言った。 すると悪霊は叱られ、彼女から出て行った。

その女性の所有者たちは、彼女が弟子たちの後について行った事を喜んだ。 でも悪霊が出て、彼女がおとなしくなり、イエスの弟子になってしまったのを見ると彼らは激怒した。 今まで彼女の占いによって金がざくざく入っていたが、こうなると金もうけの見込みがなくなってしまう。 サタンの目的はくじかれたが、サタンに仕えた人たちがパウロとシラスを捕まえ、広場に居る行政官の方に引っ張って行って、「この人たちはユダヤ人でありながら、私たちの町をかき乱している」と訴えた。 広場に集まった群集がパウロとシラスを責め立て、長官たちも二人の服をはぎ取り、「むち打ちにせよ」と命じた。 それで何度もむちで打ってから二人を牢獄に入れ、「しっかり番をするよう」と命じられた看守が、彼らを奥の獄室に押し込んで、足かせをしっかりかけておいた。 しかし、神様の天使たちもその二人と一緒に獄の中に入った。 その投獄で神様は栄光を受け、選んだ者と共にいて働いている事、そして神様の力にかかれば、獄の壁は揺れ、頑丈な鉄格子も簡単に開いてしまう事を、人々に示した。

真夜中ごろ、パウロとシラスが神様に祈り、賛美の歌を歌っている時に、突然大地震は起こり、獄の土台が揺れ動いた。 神様の天使がたちまち皆の鎖を解いたのを私は見た。 目を覚ました看守は、獄の戸が開いてしまったのを見て、怖くなった。 囚人たちが逃げ、自分は罰として処刑されてしまうだろうと思った。 彼が自殺しようとした時にパウロが大声で、「自害してはいけない。 私たちは皆ここにいる」と叫んだ。 神様の力が看守を悟らせた。 彼は灯かりを頼んで、獄に飛び込んで、ぶるぶる震えながらパウロとシラスの前にひれ伏した。 そこで二人を外に連れ出して、「先生がた。 救われるためには、何をしなければなりませんか」と尋ねた。 そして二人が、「主イエスを信じなさい。 そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます」と答えた。 そう言われた看守が家族の者を皆集めたので、パウロはイエスについて話をした。 看守の心がその兄弟たちと一つになり、彼らの打ち傷を洗ってからその夜に自分と家族の者は皆バプテスマを受けた。 それから食事をもてなし、「全家族をそろって神を信じたことを心から喜んだ」。

「牢獄のドアが開かれた事と、看守とその家族が皆改宗して、バプテスマを受けた事によって神様の栄光ある力が現れた」という素晴らしいニュースが広まった。 指導者たちもそれを聞いて怖くなり、看守のところに使いを送って、パウロとシラスを解放するように頼んだ。 しかしパウロはひそかに獄から離れようとしなかった。 パウロは、「彼らは、ローマ人である私たちを、取り調べもせずに公衆の前でむち打ち、獄に入れてしまった。 それなのに今になって、ひそかに私たちを送り出そうとするのか。 とんでもない。 彼ら自身がここに来て、私たちを連れ出すべきである」と言った。 パウロとシラスは、神様の力で起こった事が隠されるのを許さなかった。 使いたちが指導者たちにパウロとシラスの言ったことを報告すると、二人ともローマ人であるのを聞いて、ますます怖くなってきた。 それで指導者たちはパウロとシラスのところに行き、二人を獄から連れ出し、「この町から立ち去ってくれるよう」と懇願した。 

使徒行伝14、16章を参照

第15章 ユダヤ人はパウロを殺す事に決めた 質問

268.天使たちがパウロの身を守るため送られた二つの理由とは?

第二段落
269.弟子たちはどうやってパウロを助けたんですか。

270.最初、エルサレムの弟子たちはパウロに対してどう感じたんですか。

第三段落
271.パウロが誰を礼拝しなければならないと偶像礼拝たちに告げたんですか。

272.ユダヤ人はどうやって偶像礼拝者たちを扇動したんですか。

第四段落
273.サタンにはこの女が弟子たちについて行く狙いが二つあった。 その二つの狙いとは?

第五段落
274.悪霊が出るとその女性の所有者たちはどうして激怒したんですか。

275.二人の投獄で四つの事が人々に示された。 その四つの事をリスト・アップして下さい。

第六段落
276.真夜中ごろ、パウロとシラスが_____、____________、

277.どうやって皆の鎖が解かれたんですか。

278.看守がパウロとシラスに何を尋ねたんですか。

279.二人の答えは何ですか。

第七段落
280.パウロとシラスはなぜひそかに獄から出ようとしなかったんですか。

ボーナス質問: パウロとシラスがやったように、私たちも「法律に従いなさい」と違反者に言うべきだと思う?

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第16章

パウロはエルサレムを訪れた

パウロが改宗してから間もなくエルサレムに行って、イエスの事や素晴らしい恵みについて説教した。 パウロの奇跡的な改宗談で祭司たちや指導者たちが激怒して、彼を殺そうとした。 しかし、パウロが祈ると、殺されないためにイエスはもう一度幻の中で彼に現れ、「急いで、すぐにエルサレムを出て行きなさい。 私についてのあなたのあかしを、人々が受け入れないから」と言った。 そこでパウロが必死にイエスに頼んだ、「主よ、彼らは、私がいたるところの会堂で、あなたを信じる人々を獄に投じたり、むち打ったりしていたことを、知っています。 また、あなたの証人ステパノの血が流された時も、私は立ち合っていてそれに賛成し、また彼を殺した人たちの上着の番をしていたのです」。 エルサレムにいるユダヤ人が自分の体験談に反抗できず、「そんなに人を大きく変えられる力は神様にしかない」と見なしてくれるだろう、とパウロは思った。 でもイエスは、「行きなさい。 私が、あなたを遠く異邦の民へつかわすのだ」と言った。

パウロはエルサレムから離れている間体験した事を手紙に書き、いろんなところに送った。 その手紙の数々は力強く証しをしたが、ある人たちは彼の手紙の影響力を無くそうと努力した。 手紙が意味深く、力強いものだと認めざるをえなかったが、パウロ自身については、「弱い、話ぶりは下手くそ」と彼らが言いふらした。

パウロは博学の人で、知恵と振る舞いによって聞いてた人たちをうっとりさせた事を私は見た。 多くの教養のある人は彼の知識を評価して、イエスを信じるようになった。 王様や大観衆の前でパウロはあまりにも雄弁に語り、皆を圧倒したので祭司たちや長老たちは激怒した。 パウロは深い論理的な話を分かりやすく説明する事ができ、最高の清い思考が分かるように話をした。 神様の豊かな恵みやキリストの素晴らしい愛を生き生きと描写する事をしてから、話を庶民の理解力に合わせ、簡単に、また力強く自分の体験談を話した。 そして彼らは、「キリストの弟子になりたい」と熱望するようになってきた。

主は、「あなたはもう一度エルサレムへ行かなければならない。 そこで縛られ、私の名前のゆえに苦しめられる」とパウロに示した。 長い間パウロは捕虜の身柄になったが、それによって主は特別な働きを進めた。 パウロの手錠によってキリストの事が広く知られ、その手錠は神様に栄光を帰す手段となった。 裁判が町から町へと移された際、証しをする機会が与えられ、王様や総督たちがイエスに対して無知のままでいてはならないため、パウロは興味を引く改宗の体験談を話した。 何千人もの人がイエスを信じ、その名前で喜ぶようになった。 パウロの航海で乗組員が彼を通して神様の力を目撃し、異邦人もイエスの名前を聞き、そしてパウロの教えと行なわれた奇跡とによって、多くの人が改宗できるという神様の特別な計画がやり遂げられた事を私は見た。 王様や総督たちはパウロの理屈に魅了され、彼が熱心に聖霊の力でイエスの事を説いたり、面白い改宗の体験談を話したりすると、「イエスは神様の息子だ」と彼らは確信した。 パウロの話で驚かされた一人は声を上げ、「あなたに説得され、もう少しでクリスチャンになるところだった」と言った。 いつか聞いていた話を考慮しようと彼らは思っていたが、ぐずぐずしている間サタンが働き、心が和らいでいる時の好機を逃してしまった。 それで彼らの心が永久に麻痺してしまった。

サタンの最初の仕事はユダヤ人を、イエスが救い主である事に対して盲目にする、と私に示された。 その次は、彼らがイエスの大いなるわざに対して妬みを感じ、イエスの命を求めるように仕向ける事だった。 サタンはイエスの弟子の一人に入り、ユダヤ人にイエスを裏切るように唆した。 そして彼らは命の主、その栄光の主を十字架にはりつけた。 イエスが死からよみがえってもユダヤ人は罪に罪を重ね、イエスの復活の事実を隠そうとローマの番人たちにお金を渡して、偽りの証言をさせた。 でもイエスと一緒にたくさんの証人がよみがえったので、イエスの復活は二重に確実な事となった。 イエスは弟子たちに現れ、そして500人以上集まって来た人にも現れた。 イエスによって復活した人たちは多くの人に現れ、「イエスがよみがえった!」と宣言した。

ユダヤ人はサタンに導かれ、神様に反乱した。 彼らは神様の息子を受け入れず、はりつけの処刑によって最も貴い血を流して、国民に汚点を残した。 どれほど「イエスは世の救い主、神様の息子」という説得力のある証拠があっても、イエスを殺害してしまった。 イエスの好意を得る見込みがなくなり、ただ堕落後のサタンに残った道と同じく、彼らには慰めと望みの道は一本しかなかった。 それは神様の息子に対して反抗し続け、打ち勝っていこうという道だった。 弟子たちを迫害したり、殺したりして、反乱を続けた。 そのユダヤ人にとって、はりつけにした「イエス」の名前ほど耳に障る言葉がなく、どんな証拠があっても「聞くまい」と決心した。 ステパノの場合、聖霊が彼を通して、「イエスは神様の息子」という有力な証拠をはっきり示しても、ユダヤ人は説得されないために手で耳をふさいだ。 そしてステパノが神様の栄光に包まれながら、彼に石を投げて殺した。 サタンは、イエスの殺害者たちをしっかりと握った。 彼らは悪性な事をしていたので、自らサタンの支配下に入り、振り回された。 そして彼らを通して、サタンは、キリストの信者たちを苦しめ、悩ませた。 それにユダヤ人を通して異邦人をもかき立たたせ、イエスの名前とその名前を信じ、従った人たちに敵対させた。 しかし、弟子たちが聞いた事や見た事を証しできるために神様は天使たちを送って、力付けた。 そしてついに、不動の信念を保ちながら、自分の証しを自分の血で証明するようになる。

自分が仕掛けたわなにユダヤ人がすっかり掛かったので、サタンは喜んだ。 彼らは無駄な礼拝をしたり、無駄ないけにえをささげたり、それに無駄なおきてを守る事をやめようとはしなかった。 イエスが十字架に掛けられ、「完了した!」と大声で言った時に神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた。 これで神様は、もはや神殿で祭司たちと会わないし、彼らのささげものや働きを受け入れない事を示した。 その上、ユダヤ人と異邦人との間の壁が壊された事を示した。 イエスはユダヤ人や異邦人両方のためにも自分をささげ、両方が救われるなら、「イエスは世の救い主で、罪のための唯一のささげものである」と信じなければならない。

イエスは十字架に掛けられた時、兵士の一人がやりで脇を突き刺した。 すると血と澄んだ水が、はっきりと二つの筋に分かれて流れてきた。 血はイエスの名前を信じる者の罪を洗い清めるためのものである。 一方、水は信者がイエスから得る、「命を与える生ける水」という意味をしている。

マタイ27:51、ヨハネ19:34、使徒行伝24、26章を参照

第16章 パウロはエルサレムを訪れた 質問

281.パウロが話した三つの事に対して祭司たちや指導者たちは激怒した。 その三つの事をリスト・アップして下さい。

282.どうしてイエスはもう一度幻の中で彼に現れ、そして、どこに遣わしたんですか。

第二段落
283.パウロの手紙は意味深く、力強いものだとパウロに反対する者でさえ認めざるを得なかったが、彼らがどうやってその手紙の影響力を無くそうとしたんですか。

第三段落
284.パウロの話を聞いた人がうっとりしたのはなぜですか。 その二つの理由とは?

285.庶民が「キリストの弟子になりたい」と思うようになるためパウロは何をしたんですか。

第四段落
286.何が神様に栄光を帰す手段となったんですか。

287.パウロがイエスの事を説いたり、面白い改宗の体験談を話したりすると王様や総督たちは何を確信しましたか。

288.ある人の心が和らいできたが、ぐずぐずしている間誰が働いて、そしてその心はどうなったんですか。

第五段落
289.ユダヤ人はどうやって罪に罪を重ねたんですか。

290.イエスの復活を二重に確実な事にしたのは何ですか。

第六段落
291.イエスを殺害してからユダヤ人には慰めと望みの道が一本しかなかった。 その道は何ですか。

第七段落
292.イエスが死ぬと神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた。 これによって二つの事が示された。 その二つの事とは?

293.イエスはユダヤ人や異邦人両方のためにも自分をささげ、両方が救われるなら、「____________________________」と信じなければならない。

第八段落
294.イエスが十字架に掛けられた時、血と澄んだ水が二つの筋に分かれて流れてきた。 各筋はどんな意味を表していますか。

ボーナス質問: 自分の説得力のある証しをどうやって得られるかな? 絶対必要だと思う?

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第17章

大背教

その後の時代、偶像礼拝者たちがクリスチャンを残酷に迫害したり、殺したりした時代まで私は運ばれた。 血が大量に流れていた。 貴族、学者、庶民は皆同じように無慈悲にも殺された。 信念を妥協しようとしなかった裕福な家庭が貧しくなったりした。 そのクリスチャンたちは迫害や苦難を受けても、基準を下げようとしないで、純粋な信念を守り続けた。 サタンが神様の民の苦しみに対して勝ち誇った様子を私は見た。 これに対して神様は、忠実な殉教者たちを大変「善い」と認め、その恐ろしい時代に生き、「神様のために苦しんでもいい」と思ったクリスチャンを非常に愛した。 苦しみを辛抱したびに、彼らのご褒美が天国で大きくなった。 聖人たちの苦しみでサタンは喜んだが、まだ満足しなかった。 なぜなら、身体だけではなく、精神をもコントロールしたかったからである。 耐えられた苦難を通して、そのクリスチャンたちはもっと互いに愛し合ったり、もっと主に頼ったりして、それに罪を犯す事に対する恐れが強くなる結果となった。 彼らが神様を怒らせたら、力や堅い信念は失われるとサタンが知って、それをさせようと努めた。 何千人もの人が殺されても、代わりに新しく信仰に入ったクリスチャンがすぐ現れ、その穴を埋めた。 サタンは、自分の国民が迫害され、殺されても、イエスに守られ、イエスの国民になるという事が分かってくると、もっと有効的に神様の統治に対抗して、教会を倒してやる計画を練った。 偶像礼拝者たちを導き、彼らがキリスト教の一部を信じるように仕向けた。 「イエス・キリストのはりつけと復活を信じる」と公言して、イエスに従う人たちに加わろうとしたが、その心は変わっていなかった。 教会はどれほど危険にさらされたか! その時クリスチャンたちは精神的に苦しめられた。 あるクリスチャンは、「少し基準を引き下げ、キリスト教の一部を信じるようになってきた偶像礼拝者たちと統一したら彼らは救われるだろう」と思った。 これでサタンは、聖書の教えに不純物を混ぜようとした。 ついに基準が引き下げられ、偶像礼拝者たちがクリスチャンたちと統一する場面を私は見た。 彼らは以前、偶像を礼拝していた。 「クリスチャンになった」と公言しても、その偶像礼拝心を改めようとはしなかった。 ただその礼拝の対象物を聖人たちの像やイエスのお母さんとイエス本人の像までに入れ替えただけ。 クリスチャンたちは少しずつ妥協したのでキリスト教が堕落して、教会も力と純粋な心を失ってしまった。 しかし、ある人たちは妥協せず、純粋な心を保ち、神様だけを拝み続けた。 彼らは天上にあるものであろうと、天下にあるものであろうと、どのような像の前にもひざまずこうとしなかった。

多くの人が堕落したのでサタンは大変喜んだ。 彼はその堕落した教会をかき立て、純粋な信仰を保とうとしたクリスチャンたちを強制的に儀式に従わせ、偶像礼拝をさせようとした。 従わないと殺される。 そしてイエスの本当の教会に対して迫害の炎が再び燃え上がり、何百万人もの人が無慈悲にも殺されてしまった。

こういうふうに私に示された→太陽、月、と星が描かれた黒い旗を揚げている偶像礼拝者の大集団があった。 彼らは凶暴で、非常に怒っているように見えた。 次に見せてくれた集団は「純粋」と「主に神聖を」と書かれた真っ白な旗を揚げていた。 堅固さと天上的な忍耐が彼らの表情に刻まれていた。 偶像礼拝者たちが接近すると多くの人が殺害された様子を私は見た。 クリスチャンたちは彼らの前に溶けるように消えたが、クリスチャンの集団がより一層団結して、もっとしっかりと旗を握った。 多くの人が倒れても他の人はその穴を埋め、旗の周りで結集した。

偶像礼拝者の団体が話し合っているのを私は見た。 クリスチャンたちを譲歩させようとしたが、失敗したので、新しい提案に同意した。 彼らが自分の旗を下げ、堅固なクリスチャンの集団のところに行き、提案を出したのを私は見た。 最初、その提案は門前払いされた。 次に、クリスチャンの集団が話し合っているところを私は見た。 ある人が、「旗を下げ、提案を受け入れたら命は救われるし、最終的には偶像礼拝者の中でクリスチャンの旗を揚げるほど強くなるだろう」と言った。 でもある人はこの提案と妥協せず、旗を下げるぐらいならしっかりと握りながら死んだ方がましだ、と堅く心に決めた。 次に、クリスチャンの集団に居たたくさんの人が旗を下げ、偶像礼拝者に加わったが、堅固な動揺しないクリスチャンたちが旗をつかんで、また高く揚げたのを私は見た。 人が一人一人ひっきりなしに純粋な旗を揚げた集団から出て、偶像礼拝者に加わり、黒い旗の下で団結した様子を私は見た。 この集団が白い旗を揚げた人たちを迫害し、大勢の人を殺したが、人は次々と引き起こされ、白い旗を高く揚げ、周りで結集した。

イエスに対する「異教人の激怒」を引き起こしたユダヤ人はそれを免れる事ができなかった。 あの裁判の場でピラトがイエスを有罪にするかどうか、ためらっていた時に激怒したユダヤ人は、「その血の責任は、我々と我々の子孫の上にかかってもよい」と叫んだ。 そしてユダヤの民族が求めた通り、ひどい呪いが自分の上に降りかかってしまった。 異教人と「クリスチャン」と言われる人たちがユダヤ人を敵とした。 ユダヤ人がイエスをはりつけたので、「クリスチャン」と自称した人たちは、キリストの十字架のための熱心さのあまり、「ユダヤ人を迫害するほど神様は喜ぶ」と思った。 それで多くの不信心なユダヤ人はあちこち追われ、殺され、あらゆるやり方で罰を受けた。

イエスの血と殺害した弟子たちの血の責任があったので、ユダヤ人は恐ろしい裁きに見舞われた。 神様の呪いが付きまとい、異教人とクリスチャンとの間で彼らはあざけりの的となった。 まるで、カインのしるしがあるかのように彼らは敬遠され、軽蔑され、嫌われた。 しかし、不思議な事に、神様がこの民族を守って、そして世界中に彼らを散らしたのを私は見た。 それは、「ユダヤ人は特別に神様に呪われた」と皆に見なされるためであった。 国民単位でユダヤ人は神様に見捨てられた事を私は見た。 でも彼らの中に心のベールを取り外す者もいる。 自分たちに関する預言がもう成就した事を悟り、「イエスは世の救い主」という事を受け入れる。 それに、自分の国民がイエスを拒み、はりつけにした罪の重大さも分かってくる。 ユダヤ人の中には個人的に改宗する者もいるが、国民単位としては彼らは永遠に神様に見捨てられている。

創世記4:15を参照
「宗教改革」や「宗教裁判所」の項目を百科事典を参照

第17章 大背教 質問

295.その時代のクリスチャンはどうして神様に非常に愛されたんですか。

296.彼らが何をしたので、自分のご褒美が天国で大きくなりましたか。

297.なぜサタンは満足しなかったんですか。

298.耐えられた苦難がどんな結果をもたらしたんですか。 三つをリスト・アップして下さい。

299.神様の統治にもっと有効的に対抗するため、サタンは偶像礼拝者たちを何に仕向けたんですか。

300.クリスチャンたちが少しずつ妥協したのでどんな結果(二つ)となったんですか。

第二段落
301.堕落した教会はサタンにかき立てられ、どんな事(二つ)を強制的にさせようとしたんですか。 従わないとどうなりますか。

第三段落
302.偶像礼拝者の旗とクリスチャンの旗とを描いてください。

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第四段落
303.あるクリスチャンは二つの理由を作って、偶像礼拝者の提案を受け入れた。 その二つの理由とは?

304.純粋な旗を揚げた集団から出た人はその集団に残った人に何をしたんですか。

第五段落
305.「クリスチャン」と自称した人たちはユダヤ人に対してどう思って、何をしたんですか。

第六段落
306.どうして神様はユダヤ人を世界中に散らしましたか。

307.あるユダヤ人は二つの事を悟り(分かり)、そして誰かを受け入れる。 その三つの事(もの)を答えて下さい。

308.神様にとって、国民単位としてユダヤはどうなっていますか。

ボーナス質問: 「旗を下げる」べき場合が状況によってあると思う? 「旗を下げる」と「妥協」とはまったく同じものかな?

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第18章

邪悪の奥義

サタンが立てた計画の目的は常に、人の心をイエスから人間に向けさせる事と、個人の責任を消す事である。 神様の息子を試みたらサタンの計画は失敗したが、堕落した人類を試みるとある程度成功した。 キリスト教の教理が腐敗してしまった。 法王たちや神父たちが厚かましくも高い位を取り、「自分で直接キリストを求めるのではなく、我々に罪の許しを求めるべきだ」と人々に教えた。 彼らは非難されないために真理を隠し、一般の人が聖書を持つ事を許さなかった。

人々はまんまとだまされた。 「法王や神父はキリストの代表者」と教えられていたが、実は、彼らはサタンの代表者であった。 彼らに向かってひざまずくなら、サタンを拝む事になる。 一般の人が聖書を求めたが、神様の言葉を読んだら目が開かれ、ついに自分たちの罪が暴かれる危険性がある、と神父たちは考えていた。 人々はこの詐欺師たちの言葉が、神様の口から出たものとして受け取るように教えられた。 神様しかコントロールしないはずの精神まで彼らはコントロールしていた。 それで、誰かが自分の信念に従おうとしたら、サタンとユダヤ人がイエスに対して働かせたような憎しみが生じ、権力のある人はその人の血を渇望する。 サタンが特に勝ち誇った時代は私に示された。 多くのクリスチャンは純粋な信念を守ろうとしたのでひどい方法で殺された。

聖書は憎まれていたので、世界から神様の貴い言葉を取り除く運動があった。 聖書を読んだら殺されるようになって、それに聖なる本は見付け次第燃やされた。 しかし神様は、自分の言葉を特別に心に掛け、守った事を私は見た。 ある時代に存在した聖書の数は非常に少なかった。 でも神様は、自分の言葉が無くなるのを許さなかった。 そして世の終わりの時代に、どんな家庭でも聖書が手に入れるようにと数を増やせた。 聖書の数がほんの少ししかなかった時に、イエスの迫害された信者たちにとって、その聖書は大切で、慰めとなっていた事を私は見た。 聖書は極秘の中で読まれていた。 それを読める素晴らしい特権を得た人にとって、これは神様と、神様の息子イエス、そしてイエスの弟子たちと話し合いができたような気がした。 でもこういう素晴らしい特権のため、多くの人の命が奪われた。 彼らは見付けられたら、聖なる言葉を読んでいる場所から首切り場へ連行されたり、火刑に処せられたり、飢え死にするまで獄に入れられたりする事があった。

サタンは、救いの計画をじゃまする事ができなかった。 イエスははりつけにされ、三日後よみがえった。 「そのはりつけと復活さえをうまく利用して見せるぞ」とサタンが自分の天使たちに言った。 サタンは、「イエスを信じる」と告白した人たちがイエスの死と共に、「十戒も死んだ」とまで信じさせる事に成功したら、彼らが、「ユダヤ教のいけにえやささげ物の制度がイエスの死で廃止された」と信じても気にしない。

多くの人がサタンの悪巧みをうのみにしてしまった事を私は見た。 神様の聖なる戒めが踏みにじられるのを見ていた全天は義憤を感じた。 イエスと天国にいる者は皆、神様の戒めの質を心得ていて、神様がそれを変えたり、廃止したりする事はしないと知っていた。 人間の絶望的な状態で天国は深く悲しんで、イエスの心も動かされ、神様の聖なる戒めを犯した者のために死んでもいい、とイエスが提案した。 その戒めを廃止する事ができるなら、イエスが死ななくても人間を救う方法はあっただろう。 イエスが死亡したからと言って、自分の父の戒めが滅ぼされた訳ではなく、むしろ名誉を受け、褒めたたえられた。 そしてイエスの死で、その聖なる戒めをみな守らないといけない、という事が確定された。 もし教会が純粋で、確固たる状態を保っていたら、サタンは彼らをだましたり、神様の戒めを踏みにじらせたりする事ができなかったはず。 この大胆な計画でサタンは、天と地での神様の統治の基盤を直撃している。 彼が反乱したので天国から追い出された。 反乱を起こしてから自分を救うために神様に戒めを変えてもらいたかった。 でも神様が天の大勢の皆の前で、「私の戒めを変える事はできない」とサタンに言った。 神様の戒めを犯す者は皆、死ななければならない。 サタンは、他者を唆し、神様の戒めを犯させるのなら、彼らは自分のものになる事を知っている。 

サタンはより(強烈な攻撃を)しようと決めた。 「神様の戒めのため警戒心があまりにも強いので、このわなに掛からない人もいる」とサタンは自分の天使たちに言った。 更に、「十戒ははっきりと書かれているので、多くの人が、『まだ守らないといけない』と信じ続けるだろう。 だから生きている神様を描写している第四の戒めを乱さないといけない」と言った。 サタンは代表者たちを導き、十戒の中で天と地を創った本当の神様を描いている唯一の戒め、その安息日を変えさせようとした。 イエスの素晴らしい復活を彼らに示して、「イエスが週の最初の日によみがえったので、安息日を第七日から第一日に変えた」と言った。 こうしてサタンは、イエスの復活を自分の目的を達成するために利用した。 自分たちが作った過ちが、「私たちはキリストの友だ」と自称する人たちの間で容易に受け入れられたので、サタンと彼の天使たちは喜んだ。 ある人がぎょっとするような過ちは、他の人に受け入れられるであろう。 いろいろな過ちは受け入れられ、熱心に守られる。 神様の意思は自分の言葉ではっきりと書かれているのに、「これは神様の戒めだ」と教えられてきた過ちや習慣に覆われてしまった。 こういう天国を挑発するような詐欺は、イエスが二度目に現れる時まで継続する事が許された。 しかし、過ちや詐欺が行なわれている間、神様には証人がいない時はない。 教会の迫害や暗やみの中で、神様の戒めをみな守る忠実な正しい証人たちがいる。

天使たちが栄光の王様の苦しみや死を見て、呆気にとられた事を私は見た。 でもその命と栄光の主、天国を喜びや輝きで満たした主が死のかせを破り、勝利を得た征服者として獄から歩み出した事は、天の大勢にとって不思議ではない事を私は見た。 この二つの出来事のどちらかを記念して「安息日」にするべきなら、はりつけの日の方がふさわしい。 しかし、どちらの出来事をも神様の戒めを変えたり、廃止したりする事はない事を私は見た。 むしろ、これらは戒めの不変性の一番確実な証拠となっている。

この二つの大事な出来事にはそれぞれの記念がある。 我々はちぎったパンやぶどうの実を取り、聖さん式に参加する事で、主の死を主が帰って来る時まで記念している。 この記念の儀式を通して、イエスの苦しみや死の光景が新鮮に頭に浮かんでくる。 バプテスマで我々はイエスと共に葬られ、新しい命の中を歩むためイエスが復活したと同じように、水の墓から起き上がる事によってイエスの復活を記念している。

神様の戒めはいつまでも変わる事なく、新地球で永遠に存在する事は私に示された。 天地創造の時に、地球の土台が敷かれ、神様の息子たちが造り主の創ったものを見て感心して、それに天国の大勢は皆喜びのあまり叫んだ。 その時に安息日の基礎が築かれた。 天地創造が六日間で終わり、そして第七日目に神様が自分の一切の仕事を休んだ。 自分の一切の仕事を休んだので神様は、第七日目を祝福して、聖別した。 人間が堕落する前に安息日はエデンの園で制定され、アダムとエバと天国の大勢の皆に守られていた。 神様は第七日目に休み、その日を祝福して聖別した。 安息日はいつまで経っても廃止されないで、償われた聖人たちや天使が皆大いなる造り主に敬意を表して、その安息日を永遠に守るという事を私は見た。

テサロニケ第二2章、ダニエル7章を参照

第18章 邪悪の奥義 質問

309.サタンが立てた計画には目的が二つある。 常にしようとしているその二つの目的は何ですか。

310.法王や神父たちが真理と聖書に何をしたんですか。

第二段落
311.実は、法王や神父は誰の代表者だったんですか。

312.なぜ多くのクリスチャンはひどい方法で殺されたんですか。

第三段落
313.聖書を読む罰と、見付かった聖書の始末を説明して下さい。

314.神様は聖書を世の終わりの時代にどうする事にしたんですか。

315.その時、聖書を読める特権を得た人にとってどんな気がしたんですか。

第四段落
316.ユダヤ教の制度がイエスの死で廃止されたと信じても、どんな事を信じたらサタンは気にしないんですか。

第五段落
317.自分の戒めに対して神様ができない二つの事は何ですか。

318.戒めを廃止する事ができるなら何があっただろうか。

319.もし教会が純粋で、_____________、サタンは彼らを_____、____________________ができなかったはず。

320.「十戒が死んだ」という大胆な計画でサタンは何を直撃しているんですか。

第六段落
321.サタンは十戒の中、何番目の戒めを乱そうとしたんですか。 なぜそれを?

322.自分の目的を達成するため、サタンはどうやってイエスの復活を利用したんですか。

323.こういう詐欺はいつまで継続しますか。

第七段落
324.安息日を別の日に変更するなら、何曜日が一番ふさわしい? それはなぜですか。

325.イエスのはりつけと復活は神様の戒めにおいてどんな証拠となっているんですか。

第八段落
326.我々はイエスの死と復活を記念している。 それぞれを記念している儀式とは何ですか。

327.誰が、誰のために、いつまで安息日を守りますか。

ボーナス質問: 聖書を読む事は「素晴らしい特権」と感じた事がある? サタンはどれほど力を入れて、安息日をめちゃくちゃにしようとしてきたかな? だから私たちはどれほど反比率的に守る必要があるでしょう!

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第19章

死、永遠に惨めに生きるものではない

サタンはエデンの園で詐欺の働きを開始した。 エバに向かって、「あなたは決して死なない」と言った。 これはサタンが教える「霊魂の不滅」についての最初のレッスンだった。 彼はこの詐欺をその時代から今の時代まで続けてきて、そして神様の子供たちの監禁が覆される時まで続けていく。 エデンの園にいたアダムとエバの事が私に示された。 彼らが禁止された木の実を食べてから命の木の周りに炎の剣が置かれた。 そして二人は命の木の実を食べ、不死の罪人にならないために園から追放された。 命の木は永遠の生命を維持するためのものである。 天使のひとりが、「アダムと彼の子孫の中で炎の剣を通り、命の木の実を食べた者があるのか」と質問するのを私は聞いた。 すると他の天使が、「アダムと彼の子孫の中で炎の剣を通り、あの木の実を食べた者は一人もいない。 だから不死の罪人は一人もいない」という答えをも聞いた。 罪を犯す魂は永遠に死ぬ。 その死は永遠なもので、復活の望みはない。 それで神様の怒りは治まる。

神様の言葉、「罪を犯す魂は死ぬ」を「罪を犯す魂は死なないで、永遠に惨めに生きる」とサタンがその意味を変え、容易に人々に受け入れた事は私にとって不思議だった。 「苦しみながらも、喜びながらも、生命は生命だ。 死には苦しみもない、喜びもない、憎しみもない」とあの天使が言った。

「あなたは決して死なない」とエデンでエバに初めて言った詐欺、特にそのうそに力を入れて広めよう、とサタンは自分の天使たちに言った。 この過ちが人々に受け入れられ、「人間は永遠に生きる」と信じるようになってきた。 サタンは更に、「罪人は永遠に苦しみながら生きる」と彼らに教えた。 こうしてサタンには、代表者たちを通して働ける道が開かれた。 人々が、「神様は復讐の念に燃える暴君だ。 神様のお気入りでない者は地獄に投げ入れられ、永遠にその怒りを感じ、言葉に言い表せないほどに苦しみもがき、永久の炎の中でのたうち回る様子を神様は見下ろして満足する」と教えられた。 この過ちが受け入れられたら、多くの人は神様を愛し、賛美するどころか、怖がって憎む、とサタンは知っていた。 それに多くの人は、神様が創造した者を永久の苦悶に投げ入れる事はその愛と慈悲の性格に反するので、言葉に書かれている威嚇的な表現は実際に実現されない、と信じるようになる。 神様の正義や言葉に書かれている威嚇的な表現を見逃させ、神様の慈悲の面ばかりに注目させ、そして「最終的に聖人でも、罪人でも、誰も滅びないで、皆が救われ、天国に行く」とサタンは彼らを反対の極端に導く。 霊魂の不滅や永久の苦しみという人気のある過ちで、サタンは別のタイプの人を操って、「聖書は神様の霊感で書かれたものではない」と思わせる。 「聖書には良い事がたくさん書かれているが、永久の苦しみという事もはっきりと書かれている」と教えられてきたので、こういう人たちは聖書を信頼したり、愛したりする事ができない。 

サタンはまた別のタイプの人をより一層操り、「神様なんか存在しない」と思わせる。 彼らにとって、聖書に書かれている神様は、もしある人間を永遠にひどく拷問するなら、性格に一貫性があると考えられない。 だから聖書とその著者とを否定して、「死は永遠の眠りだ」と考える。

サタンは、また別のタイプの人、気が弱く、怖がる人たちを罪を犯すように導く。 彼らは罪を犯してからサタンに、「罪の報いとは、死ではなく、終わりのない人生でひどい拷問を永遠にさらされることだ」と教えられる。 サタンはその機会を利用して、彼らの薄弱な精神に付け込んだり、永遠の地獄の恐ろしさを考えさせたりするので、最終的に彼らの気が狂ってしまう。 そこでサタンと彼の天使たちは喜び、無神論者と異教徒たちもキリスト教を非難する。 人気の異端は受け入れられているので、この悪い結果は聖書とその著者を信じる人における当然の始末と見なされる。

サタンがこう大胆に働いた事に対して、天国の大勢は憤慨したのを私は見た。 「神様の天使は強く、委任されたら敵の力をたやすく破れるのに、どうしてこんなに沢山の惑わしが人間の考えに影響を与える事が許されているのか」と私は尋ねた。 そして、サタンがあの手この手で人間を滅ぼそうとする事を神様は知っているので、自分の言葉を書かせ、一番弱い者でさえも過ちを犯す必然性がないように自分の計画をはっきりと人間に示した事を私は見た。 その言葉を人間に与えてからサタンや彼の天使たちがどんな代理人や代表者を通して滅ぼそうとしても、それができないように、注意深く保存した。 他の本は滅ぼされるかも知れないが、この聖なる本はずっと存在する。 そして世の終わりが近付くとサタンの惑わしが増えるので、誰でも神様が人間に示した事を知りたいなら、手に入れるように、神様はこの本の数を増やす事にした。 誰もがもしその気なら、この本を使って、サタンの惑わしやうその不思議のわざに備え、武装できる。

神様が聖書を特別に守った事を私は見た。 しかし、部数が少なかった時にある学者たちが聖書を分かりやすくしようとして、いくつかの単語を変えたりした事もある。 でも実際には、伝統に従って、昔ながらの思考に傾ってしまい、明らかな所をうやむやにしてしまった。 こんな事があったにもかかわらず、全体的に見ると、聖書は完全な連なりを持っていて、ある部分が他の部分を説明している事を私は見た。 神様の言葉が命への道を易しく、分かりやすく説明している上、その言葉に示されている命への道を理解できるように、案内してくれる聖霊も送られるので、本当に真理を追究するなら過ちを犯さないといけない事はない。

神様の天使たちが人間の意志をコントロールする事はない事を私は見た。 人間の前に神様は命と死という選択を置いておく。 好きな方を選んでも良い。 多くの人は、「命が欲しい」と思いながらも命を選ばないで、広い道を歩み続ける。 

有罪とされた人類のために、神様は自分の息子を死に引き渡した。 ここに神様の慈悲とあわれみがある事を私は見た。 救いのためにこんな大きな犠牲を払ったのに、それを頂こうとしない人は罰を受けなければならない。 神様に創造された者が神様の統治に反乱する道を選んだが、神様は彼らを永遠に地獄での苦しみに封じ込めたりはしない、という事を私は見た。 潔白な聖なる者と会わせるなら彼らの悲惨な状態は極まるので、神様は彼らを天国に連れて行けない。 天国に連れて行かないし、永遠に苦しませる事をもしない。 神様が彼らを完全に滅ぼして、存在しなかったような状態にする時、自分の正義の要求が満たされる。 神様は人間をちりで形作った。 不従順な聖でない者は焼き尽くされ、再びちりに戻る。 神様の慈悲とあわれみはこういうものだから、皆がその性格を賞賛し、熱愛するべきである事を私は見た。 そして邪悪な者たちが地球から消されてから、天国の大勢は皆、「アーメン!」と言う。

サタンは、イエス・キリストの名前を唱えながらも、自分が作った惑わしに強い執着を持つ人たちを見て、大変喜んだ。 新しい惑わしを作り出すのが彼の仕事である。 彼は強くなり、だんだんずるくなってくる。 自分の代表者、その法王たちや神父たちを導いて、彼らが自分自身を高めるようになった。 更にサタンは、法王たちや神父たちを通して、導入された惑わしに服従しようとしないで神様を愛している人たちを猛烈に迫害させようと人々を扇動した。 自分の代理人たちを通してサタンは、イエス・キリストに献身的に従っている人たちを滅ぼそうとした。 彼らは神様の貴い信者たちにどれほどの苦悶や苦しみを掛けたことか! 天使たちはこれらすべてを忠実に記録してきた。 しかし、聖人たちを力付け、世話している天使たちに向かってサタンと彼の天使たちは喜びながら、「本当のクリスチャンを地球に残さない、皆殺しにするぞ」と言った。 その時代、神様の教会は潔白だった事を私は見た。 腹黒い人が神様の教会に加わる心配はなかった。 あえて信仰を告白する本当のクリスチャンには、サタンと彼の悪天使たちが発明して人間に教えたあらゆる苦悶、火あぶり、や拷問にさらされる危険性があった。

創世記3章、伝道者の書9:5、12:7、ルカ21:33、ヨハネ3:16、テモテ第二3:16、黙示録20:14−15、21:1、22:12−19を参照

第19章 死、永遠に惨めに生きるものではない 質問

328.「霊魂不滅」の最初のレッスンは誰によって、どこで教えられたんですか。

329.命の木は何のためのものですか。

330.神様の「罪を犯す魂」に対する怒りは何によって治まるんですか。

第二段落
331.あの天使が「_______、______、______。 _________、____、_____」と言った。

第三段落
332.「決して死なない」とサタンの過ちが人々に受け入れられると、神様はどんな者だと教えられたんですか。

333.多くの人はサタンによって反対の極端に導かれ、神様の何にばかり注目しますか。

334.別のタイプの人はどうして聖書を愛さないんですか。

第四段落
335.また別のタイプの人はより一層サタンに操れ、神様についてどう思ってしまうんですか。

第五段落
336.また別のタイプの人はなぜ気が狂ってしまいますか。

第六段落
337.一番弱い者でさえ過ちを犯す必然性がないように、神様は何をしたんですか。

338.世の終わりが近づくと神様は聖書に関して何をしましたか。

第七段落
339.聖書には変えられてきた単語がありますか。

340.「本当に真理を追究するなら過ちを犯さないといけない事はない」と書いてあるが、どうしてですか。 二つの理由を説明して下さい。

第八段落
341.多くの人は命が欲しいんですか。

第九段落
342.そんな大きな犠牲(イエスの死)による救いを頂こうとしない人に対して、神様は何をするんですか。

343.罪人が天国に連れて行かれたら、彼らはどう感じるんですか。

344.神様は人間をちりで形作った。 聖でない者が再びちりに戻るので、皆は神様の性格をどう考えるべきですか。

第十段落
345.サタンと彼の天使たちは喜びながら、聖人の世話をしている天使たちに向かって、何を言ったんですか。

346.その時代、なぜ神様の教会は潔白だったんですか。

ボーナス質問: 世界中どこに行ってもほとんどの人が、「死んでも何かがまだ生き続ける」と信じるのはどうしてかな? 「聖書には間違えがある」と言われたら、どう対応すべき? 聖書を全部読んだ事がある?

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